実績紹介

実績紹介

関門海峡海上交通センター局舎

用途
耐震補強
作品名
関門海峡海上交通センター局舎
所在地
福岡県北九州市
延面積
1,614㎡
構造・規模
RC+SRC-4F(塔屋10F)
竣工年
2014年3月

改修計画に際し、本建物は災害情報通信施設であるため大地震時にも機能を維持する必要があることや、その業務を止めることなく工事を行う必要があることが、主な条件として挙げられた。その他にもコストや工期などの条件も鑑みて、補強工法を3案(①耐震補強案、②基礎免震案、③中間階免震案)比較検討した結果、執務空間がほとんどない1階を免震層とする中間階免震案(1階柱頭免震)を採用することになった。
免震レトロフィット工法を採用することで、「大地震時においても災害情報通信施設としての機能を維持する」という事業主が要望する耐震性能目標を満足することができた。また、1階柱頭免震を採用したことにより、工事中の建物機能を維持しながら、大規模な地下工事が必要な基礎階免震に比べて、短い工期で安価に耐震化を行うことができた。
以下の方針で改修計画をした。
・1階を免震層とする「中間階免震(柱頭免震)による改修方法」を採用
・免震装置上部の梁補強、免震装置下部の柱・梁補強を行う
・免震層となる1階では、既存の耐震壁を含むRC壁を一旦全て撤去し、免震化工事の後に新たな平面計画に基づいて、免震スリットを持つRC壁を構築する
・上部構造では、柱・梁の脆性破壊を防止するため構造スリット設置、梁補強、耐震壁開口上部の鋼板補強、屋外階段の補強等を行う
●免震装置の配置計画
天然ゴム系積層ゴム支承6基と鉛プラグ挿入型積層ゴム支承10基で計16基の免震装置を1階柱頭部に配置し、屋外階段には2基の弾性すべり支承を脚部に配置する計画とした。