
- 用途
- 福祉施設(生活支援センター)
- 作品名
- 芦屋市みどり地域生活支援センター
- 所在地
- 兵庫県芦屋市
- 延面積
- 1,237㎡
- 構造・規模
- RC-1F
- 竣工年
- 2011年3月
敷地は、埋立地である芦屋浜シーサイドタウン内に位置し、周辺には、学校などの公共施設が集まっており、シーサイドタウンにおける文教区域となっている。
設計では、周辺環境との調和を考慮した建築スケールとし、通りや周辺に対して圧迫感を与えないよう、平屋の暖勾配屋根により最大限建物の高さを抑えた計画とした。また、屋根及び外壁の色彩は、周辺環境と調和させるために落ち着きのあるものとした。
この施設は、従来からあった「芦屋市立みどり地域生活センター」と、別敷地にあるくすのきデイケアセンター内の「くすのきのいえ」 の事業統合により建替えである。平面計画において両施設の機能性を高めるために、中央の共用水回りを囲む形で両サイドにゾーン分けし、一部南側の大食堂でつながりを持たせた構成とした。
玄関ホールは、バリアフリーにより上下足ゾーンの床レベルを同レベルとし、段差を無くし、天井は吹き抜けでハイサイドからの採光により明るい空間を確保した。
空調室外機等の設備機器は、全て建物屋上中央部分に集約し、周辺環境及び騒音に配慮すると同時に、周辺から見えないように屋根の高さを計画した。