
- 用途
- スポーツ施設
- 作品名
- 和歌山県立総合体育館
- 所在地
- 和歌山県和歌山市
- 延面積
- 8,037㎡
- 構造・規模
- SRC・S-3F
- 竣工年
- 2011年12月
1階にメインアリーナと武道場を配置し、2階にはメディカル・チェックや運動指導を行うスポーツ医・科学センターとサブアリーナを配置するなど、トップレベル競技者を育成するとともに、心身の健全な発達に寄与する施設として計画した。
隣接する多目的ホールと機能連携を図り、また景観でも屋根を流線型にするなど調和の取れた構成としている。外観の横ルーバーは室内への直射日光を遮り、またメンテナンス足場としての機能もあわせ持つなど、意匠と機能性を兼ね備えたものとした。
設備計画では、大空間を効率的に空調するために「置換空調方式」を採用している。低速で送風することにより室内の空気との混合を抑制し、人間が活動する領域を快適な温度となるように冷房時・暖房時とも大空間の温度成層化を図っている。その結果、居住域のみを効率的に空調することで省エネ効果が期待できる。